2018年06月29日

H30年度名古屋支部総会


今年の名古屋支部総会は、6/23(土)16時より開催されました。
会場のキャッスルプラザホテル4F「鳳凰の間」には、老若男女合わせて200名が集いました。
※キャッスルプラザホテルの利用は、今回が初めてでした。

総合司会から開会が宣言されると、まず最初は陵水男声合唱団の演奏。
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♪遠がすむ 琵琶のみづうみ とりよろふ 比良霊仙人(滋賀大学学歌)
♪春高楼の 花の宴 巡る盃 影さして(荒城の月)
厳かな歌声で、2曲が披露されました。

『総会』開催にあたり、司会は幹事長の片岡嘉幸氏(大25)へバトンタッチ。
まずは「物故者への黙祷」が捧げられました。昨年度総会以降に名古屋支部へ連絡が入った22名の方のお名前は、会場入り口に掲示されていました。

そして「支部長挨拶」。
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今回は、支部長松林茂晴氏(大19)が病欠のため、副支部長米澤正治氏(大25)による代読という方法で、ご来場へのお礼や一年間の活動が語られました。

続いて「来賓紹介」が済むと、「学長挨拶」として母校の近況を滋賀大学学長の位田隆一氏よりお話しいただきました。文理融合として、データサイエンス学部が誕生したことによる文系と理系の素養を持った人材教育の様子。国際化として、授業に英語を取り入れている様子などの話題がありました。
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議事に入ると、「平成29年度収支報告書(案)」が会計幹事の表野宏和氏(大29)より、監査報告を監事の山内薫氏(大21)より報告され、承認されました。
次に、「支部役員・本部役員改選」については、支部長に代わって副支部長山内佳紀氏(大23)より提案があり、承認されました。
新役員は次の方々です。
支部長:片岡嘉幸氏(大25)
副支部長:荒木俊雄氏(大29)
幹事長:塚本浩三氏(大30)
副幹事長:目時義通(大32)、土屋貴巨(大54)、肥田茂之(大54)
監事:山内佳紀(大23)
※一部退任される方、留任の方がそれぞれあって、組織の若返りが図られました。

報告事項では、「平成29年度支部活動報告註」が幹事長の片岡嘉幸氏(大25)より、「平成30年度収支予算案の報告(案)」を会計幹事の表野宏和氏(大29)より発表されました。
「閉会のことば」が発せられると、若干の準備時間を経て『講演会』となりました。

『講演会』では、『名古屋駅地区のまちづくり〜リニア新時代に向けて』と題して、名古屋鉄道株式会社 常務取締役 不動産事業本部長のア裕樹氏より、リニア導入による名古屋駅前再開発と未来についてお話しいただきました。
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<概要ここから>
「名鉄名駅再開発計画(注)」は、「名古屋駅周辺まちづくり構想の主要プロジェクト」のひとつとして位置付けられている。として、他の鉄道会社(JR、近鉄)や行政との関わり方、南北に長い敷地を生かした駅利便性の向上についての工夫の紹介がありました。
(注)【名鉄名駅再開発計画】鉄道駅、バスセンターの再整備等により、利便性・快適性の高い空港アクセスと地域交通の拠点を形成
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次は、リニアについて。2027年にリニア中央新幹線が開通すると、東京と40分で結ばれる名古屋。大阪も含めた「スーパーメガリージョン」(人口7000万人の巨大経済圏)の形成が進む。その「リニアインパクト」として、首都圏と同質では(首都圏に吸い取られてしまう)ストロー現象が起こってしまう。(他都市から名古屋へ住民を呼び込む)逆ストロー現象を起こすには、この地域の魅力を上げなければいけない。そのためには、"異質感"を高めることが重要で、中京圏の異質性(強み)は「ものづくりの集積」。将来像として、三蔵通を新たな都心軸としてクリエイティブ・キャピタルを形成する構想を紹介。
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最後に、参考にしている都市をいくつか挙げて、特にポートランド(アメリカ合衆国オレゴン州の州都)を紹介。「全米の住みたい街」や「世界の環境共生都市」のランキングで常に上位にランクインしており、クリエイティブクラスが労働人口の34.2%を占める都市。地元を愛するまちづくりとして、「ナショナルチェーンより地元企業、地元店を応援」「ローカルなディベロッパーが長期的なまちづくりを考えてリードしている」そうです。
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<概要ここまで>

会場準備のため全員一旦退席して戻ったあとは、いよいよ『懇親会』。まず最初に来賓挨拶として陵水会理事長の小梶清司氏(大18)より、母校や同窓会の近況についてお話しをいただきました。特に、2023年に迎える百周年へ向けての準備として、時間をかけて百周年史を編纂していること、会員より思い出等の文章を今後広く募集する予定であることなど。

次に、新役員として新支部長の片岡嘉幸氏(大25)から挨拶があり、新副支部長の荒木俊雄氏(大29)と新幹事長の塚本浩三氏(大30)を紹介。続いて、新幹事長の塚本浩三氏(大30)がリードして、壇上に上がった新卒会員(大66)3名が順に自己紹介、更に出席してくださった現役生(三回生)10名の紹介が済むと、お待ちかねの乾杯。乾杯の発声は、滋賀大学経済学部長・田中英明様。ご挨拶となごやかな乾杯が済んだあとは、しばしの歓談・会食タイムへ。

歓談とはいえ、近況を報告し合ったり名刺交換する人の群れがあちこちに。会場中央には現役生や若手OBのテーブルが配されましたが、そこでも若い者同士の交流や、話を聞いてみたいとお目当てのOBを探す現役生をサポートするOBたちの活躍も。熱気の渦はいつまでも続くようでした。

それもやっとひと段落つくかと思える頃、山内佳紀(大23)の指揮による恒例の「大合唱」。今回は、琵琶湖周航歌を5番まで通しました。その熱気も冷めやらぬうちに、来年度への総会幹事引き継ぎ(大31→大32)が執り行われ、新副支部長の荒木俊雄氏(大29)の音頭で「三本締め」をして、散会となりました。

散会はしましたが、続きを読む
posted by オケ at 12:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 名古屋支部のNEWS